年収300万という数字を見て何を感じますか?
ちなみに月収にして20万、夏冬ボーナス30万でようやく300万です。
「20代なら普通でしょ」「低すぎる」「田舎は300万行くのが困難」
いろんな意見があると思います。
今回のテーマは20代の年収についてです。
私もそうでしたが働き始めてしばらくすると、自分の年収って平均なのかそれ以下なのかつい気になって調べることが増えませんでしたか?
年収が全てではありませんがどうしても目に見える数字として自分のレベルを年収で捉えがちになったりします。
さらに新卒入社5年目くらいになると、同期入社でも役職がつき始める人がいたり、
大学の友達は転職や起業したりと変化や差がつき始めて焦ったりするんですよね。
まずは自分は客観的に見てどの位置にいるのか。
実際に20代の平均年収はいくらなのか、
どうすれば年収をあげることができるかについて書いていきます。
Contents
労働人口全体の平均年収は?中央値は?
日本全体の平均年収は?
平均 467万円
男性 577万円
女性 279万円
「え、高くない?」と思ったあなた、そうなんです。
平均値というのは高い数値があると上振れします。
計算例
10+15+20+25+40+50÷6=26
上記の計算でも26は上位から3番目の高い数値になってしまいます。
つまり、平均値は実際の感覚よりも高い傾向になると言えます。
※これらの数値は国税庁とキャリアピックスの数値を引用しています。
日本全体の中央値は?
現実味のある数値になりましたね。
中央値は小さな数字と大きな数字のちょうど真ん中を取った数値のことです。
1〜10あれば真ん中の5が中央値となります。
大きい数値に影響を受けにくい計算方法です。
この中央値の方がより現実的な数値と言えます。
20代の平均年収はいくら?
20代前半 282万円
20代後半 373万円
20代前半は新卒入社やキャリアが浅い人が多いので平均でも300万を切っています。
20代後半になると役職が付いたり昇給によって100万近く平均値が上がっています。
20代の年収中央値はいくら?
これを見てみると20代の平均年収と中央値共に年収300万円代です。
もはや20代の年収300万円は普通、地域によっては普通以上になる場合があるでしょう。
話はそれますが、以前住んでいた地方の求人は月収15万なんかザラです。そもそも求人が少ないです。タウンワークのページ数の少なさに驚愕しました。
都市部と地方の差
一概に平均と言っても都市部と地方田舎であれば年収は大きく違います。
理由は2つあります。
物価・最低賃金の違い
最低賃金の違いでもわかるように都市部ほど賃金が高い傾向です。
東京・神奈川では最低賃金1000円を超えていますね。
これは土地・物価の値段が高く設定されているからと一般的に言われています。
最低賃金ランキング下位は九州・四国・北部エリアが固まっています。
いまだに800円未満の所が多いです。
これは正社員の給料にも反映されています。
「田舎は物価が安いから年収が低くても大丈夫!」という意見もあります。
しかし土地を除けば食品などは店が多く競争が働く都市部の方が安かったりするんですよね。加えて田舎は車が必須です。ローンや保険、ガソリン代など多くの維持費がかかります。
この辺りの話は田舎暮らしの記事にて言及しています。よければご覧ください。
田舎暮らしはやめとけ?3年間住んでみて気づいた事 田舎のデメリット8選
大企業は都市部に集中しやすい傾向がある
やはり優秀な学生や人材が集まりやすい都市部に企業は集中しやすいです。
大企業や優良企業の数もその分多くなりますよね。
もちろん地方にも優良企業はありますので、あくまで傾向の話です。
選択肢を増やすという点においても都市部の方が有利になりやすいです。
年収を上げるためにできること3つ
昇進
今いる会社で結果を残し認められることで役職を与えられれば給料アップが見込めます。しかし昇級が見込めなかったり、上のポストがギチギチで昇格の順番待ちが発生してしまっているようなところに長居するのはお勧めできません。
なぜなら新しいポストが生まれにくい、ということは新しい事業展開が行われていないということが言えるでしょう。企業は成長し続けなければなりません。現状維持は退化と同義です。
もしあなたがそのような会社に勤めていて、不満を覚えているのなら転職をお勧めします。
転職
転職で年収をあげた方は多くいるのではないでしょうか。
転職をする際は稼げる業界なのかどうかも重要です。
利益率が高く単価が高い仕事を選ぶと年収は高くなりやすいです。
例を挙げると金融・不動産・保険などは単価や利益率が高く年収も高い傾向です。
反対に飲食・サービス・小売などは単価や利益率が低く年収は低い傾向にあるようです。
また、転職するつもりはそこまでなくても転職サービスサイトに登録しておくのはオススメです。
私も使用したことがあるdodaでは無料で適職診断や、年収診断、企業合格可能性診断などのツールが充実していて自分の市場価値を知ることができます。
「今の会社の給料に不満がある」「もっと自分に合った仕事があるはず」そう思われている方は一度試してみてください。
これらのツールでご自身の自己分析をしていただくのもいいですし、
診断で思った以上に市場価値の高い人材であることがわかれば、自信にも繋がり転職への後押しにもなりますから。
最近では利用者にエージェントがついて、履歴書の添削や模擬面接などを行なってくれるサービスもあるので
転職活動をする方にとっては心強い味方となってくれるでしょう。
転職活動中は孤独になりがちですが、相談できる人がいるというのは個人的には1番の魅力に感じます。
副業
最近ではエンジニアや動画編集者の需要が高まっていることもあり、副業で始めている方が増えています。初心者のかたが参加できるスクールも多く登場しています。用意するものもパソコン一台でできることが多いのでお手軽に始められます。
YouTubeを見ていただいたらわかりますが数えきれない動画がアップロードされていますね。エンタメから教育、ビジネスなど様々です。それだけ仕事の需要が高いということがわかります。
エンジニアも需要の高い仕事です。あのツイッターやインスタグラムなどのアプリもプログラミングによって組まれたものです。それを書いているのがエンジニアです。
まさにあなたが今使っているサービスを作ることができるんです。なんだかワクワクしませんか?
難しそう・・と思われるかもしれません。しかし最近では初心者でも挫折せずコミットしてくれるスクールが多く存在します。転職サポートも充実しているなどサービスの質も高いです。今後市場価値を高めたい、転職を考えているのであれば、需要の高いスキルですのでお勧めします。
この記事が、あなたが地域や年齢にかかわらず年収アップを目指せるように役立つことを願っています。