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年収500万は普通?⇨いいえ、年収500万は日本の上位30%です。

こんにちは。

よく恋愛、婚活をテーマにした話題で「結婚相手には年収600万円以上求めます」「年収500万円ぐらいが普通」などメディアを通して報じられていますが

その条件を満たす人はどれほどいるのでしょうか?

普通とは一体なんなのでしょうか?

では年収500万円以下は低年収なのでしょうか?

データに基づいてみていこうと思います。

結論、年齢や地域にもよりますが少なくとも低年収ではないということです。

年収500万円以上は日本の上位30%

国税庁の令和元年民間給与実態調査によると、

年収500万以上の給与を得ている人はわずか全体の30%程度で、残りの70%は500万にも届いていません。これでは「普通」とはとても言えないですよね。

その内の半分以上は400万以下で200万円から400万円の間の層が非常に厚いです。

年収350万もあれば全体の真ん中あたりにくるので、この辺りが所謂「普通」の年収に該当してくると思われます。

年収中央値もこれに近いものだったと記憶しています。

年収400万を超えていれば上位40%には入りますから、400万円以上あれば充分普通よりは高い年収と言えるでしょう。

世帯年収でみても年収500万世帯は半分も無い

さらに「厚生労働省 所得の分布状況」を見ても、

共働き世帯でも世帯年収500万を超えていない割合が半分を超えています。

繰り返しになりますがこの状況では年収500万が普通とはとても言えないですよね。

3人に1人が年収300万円以下

個人的に驚いたのが個人でも世帯でも年収300万以下の層が非常に厚いことですね。

現代日本では年収300万は多数派になりつつあるようです。

 

独身の年収300万円の収支を予測してみました。

月収にして20万円、手取りで16万円ほどになります。

そこから生活をしていくとなると以下のようになりました。

月収20万円の内訳(収入)

  • 月の給与:20万円
  • 手取り:16万円
  • ボーナス:夏冬それぞれ1.5ヶ月で計60万円

手取り16万円の内訳(支出)

  • 家賃:5万円
  • 光熱費:1.5万円
  • 食費:3万円
  • 交際費:2万円
  • 趣味:2万円
  • 貯金:2.5万

ざっくりとこのような感じでしょうか。

独身で子供がいなければ生活はしていけますし、貯金もできますね。

しかし贅沢はできませんし、怪我や病気など突然の出費があった際は貯金を切り崩す必要がありそうです。

また、地方で車が必須であればローンや保険等でさらに支出が増えるため、貯金に回せるお金はさらに減るでしょう。

車の維持費についてはこちらの記事を参照ください。

結婚を望む場合共働きはほぼ必須になるのではないでしょうか。

夫と妻で300万円ずつ稼げれば、世帯年収は600万円です。

共働きのメリットは1人が600万円を稼ぐよりも控除される税金が少ないので可処分所得は多くなります。

なので貯蓄もしやすく、将来の出産育児の費用を貯めるのには適しています。

地方ではさらに年収500万のハードルが高い

結論としては、田舎では高収入を得ることが難しく、生活コストもそこまで安くないです。

都市部と地方の賃金格差は今に言われたことでは無いですが、大きく開いているのが現状です。

東京神奈川では最低賃金が1000円を超えているのに対して、九州などでは800円以下の県が多く存在しています。

単純計算で年収に換算してみると40万から50万円ほどの差が開いていることになります。

 

「地方は物価と家賃が安いから」という主張もあります。

確かにそういったメリットを得られる場合もあるでしょう。

しかし実際の田舎ぐらしはそこまで低コストで過ごせるほど甘くありません。

例えば

  • 車が必須で保険や車検などの維持費が高い
  • スーパーなどは店が少なく競合がないので価格が高めに設定されている
  • 田舎には企業が少なく、働き口が少ない

車のローンや車検、税金、保険代などを支払うことを考えると結局都市部の生活コストとあまり変わりません。

むしろ車を所持する必要も無く、賃金の高い都市部の方が可処分所得が多く確保できるのではないでしょうか?

年収500万円以上を目指すのなら

年収500万円以上を目指すのなら上位30%に食い込むために相応の努力が必要になります。

年功序列や終身雇用が崩壊した昨今では、何もせず高収入を得るのは不可能です。

正しい情報を得て、正しい努力を行った人のみが見合った報酬を得られるのです。

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副業もオススメです。

始めやすい副業3つ

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ましてや昨今の社会情勢です。会社の経営が傾けば、いつ給与ダウンや雇用を切られるか分かりません。

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副業のポイントとしては3つ押さえておきたい点があります。

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ちなみにワードプレスでブログを始める方法をまとめています。よければご覧ください。

年収500万円は全く普通ではない

婚活などで年収500万円の男性を求めるのであれば、自身は年収500万円の男性に対価として何を与えられるのかを考えてみましょう。

「年収500万円稼いで当たり前」という言葉や態度は年収500万円稼いでいる男性の努力に目を向けず数字だけしか見ていない印象を受けます。

ご自身が500万円以上稼がれているのならまだしも、そのような態度は男性から敬遠され結果としてご自身の出会いのチャンスをなくしています。

今一度実際のデータを見て

自分の要求は高望みなのではないか、自身のスペックと釣り合いが持てるか

これらを分析し対策していかなければ難しいと思われます。

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