近年田舎でまったりスローライフを送りたいと考えている方が田舎へ移住し、トラブルになったり、理想とのギャップを感じ都会に逆戻りなど様々な事情を耳にします。
そこで市の人口3万人にも満たないかた田舎で約3年過ごしてきました、不肖モンニクが経験した田舎のメリットデメリットを語っていきたいと思います。
※あくまで主観です。全ての田舎がそうだとは限りませんので参考までにご覧ください。
Contents
3年間住んでわかった田舎暮らしのメリットとデメリット
田舎暮らしのメリット3つ
1.土地、家賃が安い
これは言わずもがなですね。土地が安く、家賃も安いです。固定費が安く抑えられるのは大きいですね。
都市部の一人暮らしで1K5万円以上なんてザラですが、田舎では3DK駐車場代込みで4万8千円なんて物件もあります。(以前住んでいました)
2.自然環境に恵まれている
田舎は自然豊かです。空気も澄んでいて草木や土の香りを常に感じます。四季の変化も気づきやすいでしょう。子供を自然の中で伸びやかに育てたいという方には良いでしょう。
3.産地直送品が安くて美味しい
農家や漁師が多く、とれたての野菜や魚がスーパーに並べられるため、新鮮かつ輸送コストがかからず安いです。お刺身ワンパックにしても、都市部に住んでいた頃に比べて半額くらいで手に入りました。もちろん新鮮で味も美味しかったです。
田舎暮らしのデメリット8つ
1.公共交通機関や遊ぶ場所がない
公共交通機関をはじめ、飲食店、アパレル、遊びに行くところなどほぼ無いです。当然都会に比べれば物質的な豊かさは劣ります。
また、行きたい大学や高校など進学先がないということもあるため、若者はどんどん外に出て行ってしまうわけです。
しかし最近ではAmazonプライムやNetflixなど月額制でドラマや映画が見放題の時代です。
都市部に居ない分生活費、娯楽費が安く抑えられているとポジティブに捉えることもできます。積極的にこいったサービスを利用して田舎ライフを充実させましょう。
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2.仕事がない上に収入が低い
人口が少ないということは労働人口も少なく企業も少ないということです。中小零細企業も多く、正規にしろ非正規にしろ、高待遇は見込めない事が多いです。以前住んでいた地域ではタウンページに掲載されている求人が片手で数えられる程しか載っておらず、短時間かつスーパー、工場のラインがメインで選択肢も皆無に等しい状況でした。私の妻も社会保険に加入できるパートで仕事を探していたのですが中々見つからず苦労していたのを覚えています。結婚や転勤で田舎に行くことになった場合、こういったことも念頭におく必要があります。
3.田舎=静かは間違ったイメージ
都会の喧騒から離れて田舎で静かに、のんびり過ごしたいとお思いではありませんか。実はその認識は現実とは少し違うかもしれません。というのも田舎は様々な騒音があるためです。
春先からですがカエルの合唱が近所の畑や田んぼで始まります。夕方から夜中にかけてが一番うるさく最初のうちは気になって寝れないなんてこともありました。これは夏頃まで続きます。それと田植えや稲刈りのシーズンになると農耕機や芝刈り機の音で目が覚めます。農家の方は基本的におじいちゃんおばあちゃんが多いので、早起きなのプラス日中の暑さを回避するために早朝から作業をされているようです。しかし休日の朝7時から草刈機をブンブン鳴らされたらたまったもんじゃなかったですね。
現在は比較的街中に住んでいるのですが、圧倒的に今の方が静かです。
4.車必須で意外とハイコスト
メリットで土地や賃料が安いと言いましたが、生活に車が必須なのでローンや保険ガソリン台などの維持費を合わせると、都市部で車がない生活をしている方とそこまで大きな差は無くなってしまいます。もちろん、軽自動車にする・保険を見直すなど工夫をすればコストを抑えることは可能です。
こちらに詳細を記してます↓
5.子供は産んでなんぼの価値観
これはあくまで住んでいた地域の話ですが、田舎は子供を産んで一人前みたいな風潮があります。「子供を早く作らないと」「子供作らんの?」「子供できんの?」こんな事を日常的に聞かれます。しかもよく知らない人からも。正直大きなお世話ですしそんな事を聞いてどうするんだとは思いますが、古い価値観を持ったままアップデートされずにいるとこうなるのかとも感じました。無計画に子供を産めば子供を不幸にしますし、結婚したら子供を作らなければという価値観も持ち合わせてなかったため、居心地の悪さを感じました。
6.家賃は安いが物件の選択肢は少ない
家賃は安いのですが、そもそも分母が小さいので物件数が少ないです。その中で希望の物件を探すのは難しくなります。私が住んでいた地域ではマンションタイプは皆無で、古いアパート(〇〇荘)みたいなものから外観がプレハブ小屋みたいなものが多く希望する所が見つからず、結果築30年の借家を借りることにしました。
こちらに詳細が書いてあります合わせてどうぞ↓
【気をつけるべきポイント】木造や鉄骨アパートに住んで後悔したこと
7.「物価が安い」は半分嘘
メリット3で語った地産のものに関しては安く手に入れられることが多いですが、その他のもはそうでもなかったりします。むしろスーパーやその他小売店が少ないため競合原理が働かず売価は高めに設定されていたりします。物価に関してはあまり安く感じることはないかもしれません。
8.運転マナーが悪いもしくは下手
これもよく感じたことです。田舎は車社会ですので技術的に本来車に乗ってはいけないレベルの人も運転せざるを得ません。そういった背景があり運転技術の荒さやマナーの悪さが目立っているのではないかと個人的に思います。
↓以下体験した悪い運転マナーの例↓
・信号無視 ←非常に多かったです
・直進車がいるのに無理な右左折を強行
・脇道からノールックで無理やり左折して出てきたかと思えば、ノロノロ走行
・車間距離が近い車が多い一般道で60から70キロで走っていても車1台分くらいの車間で詰める
・ウインカーをつけない
・左折で右に膨らみすぎ
・右折でも左に膨らむ←これに関してはもはや意味がわからない
このような環境にいると交通事故や路上トラブルの際に自分の身を守るためにドライブレコーダーは必須です。前はもちろんですが後方も設置できるとなお良いですね。
最近のドラレコはミラー型があったり、360度録画できる高性能なものもあるためいざというときに大いに助けてくれる事は間違いありません。
いかがだったでしょうか。私の体験をもとに述べましたが、共感できるものまたは参考になったものが1つでもあれば幸いです。